ビブラート 出し 方 簡単
【アフェリエイト広告を利用しています】
ビブラートが使えるようになると
歌の上手さが格段にアップしますよー!
こんにちは!
元ライブボーカリスト@ウタヲです
m(_ _)m
ビブラートを聴いてみる!
アースシェイカー
『EARTHSHAKER』
やしきたかじん
『泣いてもいいか』
さて今回は、
ビブラートをかけて唄いたいけど
どんな練習で身に付くのか、
わからない人にはピッタリの
記事内容になっています。
上記の歌を聞いていただいた通り
@ウタヲは現役のボーカリスト時代、
ロックから演歌まで…
- 大きくゆれるビブラート
- 深くゆれるビブラート
- 細かくゆれるビブラート
- 震えるようにゆれる
ビブラート - 高音のビブラート
- 裏声のビブラート
- シャウトでのビブラート
全種類のビブラートを使えるように
かなりの時間をかけ訓練しています。
現状で存在するビブラートで、
使えないものはありません。
ここまで習得しているからこそ、
今からビブラートを身に付けたい人に
簡単に身に付く練習法を紹介できるのです。
さて、あなたは歌を唄うとき
次のような悩みを持っていませんか?
- どうしたら声がゆれるんだろう…
- ビブラートをかけようと
思ってもかけられない… - 大好きなアーティストのように
美しいビブラートをかけたい - もう少し自分の歌に何か欲しい
- 歌がうまくなりたいなぁ…
今回は、ビブラートの出し方を簡単に
習得できる方法を紹介します。
この記事を最後まで読んで練習すれば
あなたも美しいビブラートが身に付きます。
なぜなら@ウタヲが最も得意と
するテクニックで、
現役時代の練習方法をそのまま、
あなたに公開するからです。
- ビブラートの深い意味が
わかります - ビブラートの効果が
わかります - ビブラートの習得方法が
わかります - ビブラートの基本、横隔膜を
使ったビブラートが
かけられます - 3種類のビブラートの
かけ方がわかります
どうしてもビブラートができない!
あなたの悩みを解決するなら
ボイトレ教室が断然早い!
今なら無料体験レッスンあります!
▼ ▼ ▼
【最新版】
ボイトレ教室おすすめランキング
トップ10!
初心者向けにレッスンが
充実したスクールを紹介!
ビブラートは一定の波でゆらせるテクニック
一定のゆれ
歌のフレーズ(歌のひと区切り)の終わりで
声を長く伸ばすところで、
一定のリズムで声が波を打つように
ゆらせるテクニックのこです。
ビブラートのかけ方には3種類あります。
- 横隔膜をつかうビブラート
- 下顎(したあご)を
つかうビブラート - 喉をつかうビブラート
それぞれのかけ方と性質を説明すると…
1、横隔膜をつかったビブラート
声の大きさで
ゆれをつくる~!
横隔膜を使ったビブラートは、
腹式呼吸がベースにります。
腹筋で横隔膜を上下させ、横隔膜が
肺を圧迫したり、ゆるめることで
声の音量を変化させます。
2、下顎をつかったビブラート
口の形を「お」「う」
で連続させると
声の強弱でゆれる!
わずかな短い部分に
「声のゆれ」を入れたい時、
または、
体力の消耗を防ぐ時に
使います。
3、喉をつかったビブラート
伴奏に合った音の高さ…つまり、
あなたが狙った音の高さを基準に、
そこから約半音下がった高さの間を
一定のリズムで、音を上下させ
波のようにゆらせます。
音量の大小でゆれるのと、
音程の上下でゆれる
タイプがあるんだよ!
知りたい人は、
下記の「基本のビブラート
の習得方法」から
読むといいぞ!
ビブラートの効果
歌の中で声を長く伸ばしながら、
ゆらせると、その部分が強調され
聞き手に強い印象を与えます。
声が揺れることで歌詞に書かれている
感情に深みが増し、
聞き手を魅了させる効果があります。
うまく聞こえるんじゃ!
声のゆれが
歌の印象を良くするの!
フレーズの終わりを
ロングトーンで長く伸ばすと…
などの印象を持たせられますが、
ロングトーンだけでは色んな歌詞を
表現するには少し薄っぺらいのです。
ロングトーンだけを使い続けると
歌に変化が無く、単調で退屈な
歌になってしまいます。
こういう時に、
ビブラートのテクニックがあれば、
動きが出て印象も良くなるので、
聞き手を飽き(あき)させません。
ビブラートは楽器でも使われている
ビブラートは使われて
いるんだよ!
ピアノだけはビブラートが
かけられないのよ!
- ギター
- バイオリン
- トランペット
- サックス
- フルート
このように注意深く音楽を聴いていると
楽器でもビブラートが使われているのです。
簡単にビブラートを体感する方法
ビブラートが出来ない人、
ビブラートの経験がない人に
簡単にビブラートが
体感できる方法があります。
- 身体の力を抜いてリラックス
します。特にお腹に力が
入らないようにします。 - 左右どちらでもいいので
握りこぶしをお腹の横に
当てます。 - 発音は何でも構いません。
ロングトーンを出します。 - その時、お腹の横に当てた
握りこぶしをリズミカルに
押しましょう。
声を出しながら矢印⇨の
方向にテンポ良く
リズミカルに押す!
ビブラートをかけているように
声がゆれているでしょう?
最初は、どんな方法でも良いので、
ビブラートをかける感覚を体で体感
すると感覚がわかります。
基本のビブラート習得法を
解説していくぞ!
基本のビブラートの習得方法
これは最初にお話しましたが、
ビブラートをかける種類には…
- 横隔膜(おうかくまく)
- 喉
- 下顎(したあご)
これら3つを使ったものがあります。
この中で基本のビブラートという
最初に習得するビブラートがあります。
それは、横隔膜をつかってゆらせる
ビブラートです。
この章では、
腹式呼吸で横隔膜(おうかくまく)を使った
基本のビブラートの習得方法を解説します。
横隔膜をつかった
ビブラートが一番、
むずかしいんだ!
むずかしいけど、
最初は腹式呼吸で横隔膜を使った
基本のビブラートを身に付けましょう。
このタイプが習得に一番、
時間がかかります。
しかし、
ビブラートの中では最も伸びがあり
美しくゆれるテクニックなのです。
ボーカリストとしての
能力を発揮できるところです。
横隔膜を意識する方法から
はじめるよ!
犬の呼吸をまねて横隔膜の動きを意識しよう!
犬が走った後、息を荒げて
「ハッ、ハッ、ハッ」と呼吸するようすを
同じようにまねる練習方法です。
この呼吸方法をまねると、横隔膜
(おうかくまく)の動きを意識する
ことができます。
腹式呼吸の習得の近道にもなります。
「ドギーブレス」または
「ドッグブレス」と
いうんじゃ!
まずは、犬が荒げて呼吸しているように
「ハッハッハッ」と息を吐きます。
この呼吸は横隔膜を絶えず使うので
意識できるようになり、
横隔膜を動かす腹筋や周りの筋肉も
発達していきます。
この練習を続けると複式呼吸の時、
横隔膜を簡単に使え、
基本となるビブラートが
習得しやすくなります。
ドギーブレスのように息をこきざみに
吐いたり止めたりすることで、
横隔膜を使ってビブラートかける
コツをつかんでいきます。
次の練習にすすむぞ!
この他にも横隔膜を意識できる
トレーニングを詳しく解説した
記事があるので紹介します。
▼ ▼ ▼
では、次のステップ、
息の量を変える練習に進みます。
吐く息を量を多くしたり少なくする練習
ドギーブレスで小刻みに息を
吐いたり止めたりするのではなく、
息を多く出したり少なく出したりして
吐く息に ゆらぎをつくっていきます。
この方がわかりやすいかな?
実際に声を出して練習する時は、
息を多く出したり少なく出して
声をゆらせる練習をします。
ドギーブレスのように息を止めて
練習するのは、最初の横隔膜を
意識する時だけで、意識出来れば、
あとは息を止める必要はありません。
「ドギーブレス」または「ドッグブレス」の
練習は、横隔膜を意識できるようになるので
基本となるビブラートを習得するには
最適な練習法です。
複式呼吸をマスターしよう!
腹式呼吸は基本となるビブラートの
習得だけではなく、歌を上手く唄う為に
習得すべきスキルです。
そんなに難しくないし
習得に時間がかからないので、
まずは、腹式呼吸を習得しましょう。
腹式呼吸のメカニズム
赤ラインは横隔膜
ロングトーン(長く声を出す)の最中に、
息の量を多く出したり、少なくすると
声に「ゆらぎ」ができます。
この時、息の量をコントロール
するには腹式呼吸をマスター
していないとできません。
腹式呼吸の原理と習得方法を
詳しく解説した記事があります。
▼ ▼ ▼ ▼
【呼吸法大特集!】
歌が超うまくなる
腹式呼吸5つの習得法!
レベルアップした歌で
みんなを魅了しよう!
歌を唄う時は腹式呼吸が
必要になるんじゃぞ!
練習すれば必ず習得できるので、
この機会に腹式呼吸をマスターしましょう。
ロングトーンを練習する
ビブラートの長さの分だけ、
ロングトーン(声を長く伸ばす)で
声を出せなければビブラートは使えません。
ビブラートの土台になるロングトーンを
練習する必要があります。
ロングトーンとは
一定の音と一定の強さで
声を長く出すこと!
練習を解説していくぞ!
肺活量を鍛える
安定した声を長く出し続けるには、
肺活量が無ければ話になりません。
そのためには肺の容積(大きさ)を
大きくさせる練習から始めます。
肺が大きくなれば、
そせだけ多くの空気を取り込め
多くの息を吐き出せます。
肺活量=肺の容積
肺活量に自信のある人は
下記のリップロールから
スタートしよう!
肺活量アップに関する詳しい
内容は下記で紹介する記事の
「目次」から
「肺活量を鍛えよう!」を
クリックすると
直接、記事に飛べます。
▼ ▼ ▼
肺活量アップの理解を深め、
練習法を身に付けたら、
実際に声を出す練習の前に
リップロールを取り入れます
リップロールに関する詳しい
記事は下記の記事を
読んで下さい。
ロングトーンは、
ビブラートの土台になるテクニックです。
ロングトーンを長く出せる能力が無ければ、
ビブラートは習得できないので、
できるだけ声を長く出せるように
練習しましょう。
「うんうん」と相槌(あいづち)をうつ。
これから解説する内容は、
はじめてビブラートを習得する人が
声をゆらせるきっかけを
身に付ける練習方法です。
練習方法を解説していくよ!
(あいづち)をうつ時
の「うんうん」を、
ハミング
(口を閉じ鼻で唄う)
で、「うんうん」と
言ってみよう!
わかったよ!
あっ、これも相槌
(あいづち)だった💦
赤のラインは音程を表しています。
キーが高く「ん」は
「う」よりキーを
低くしよう!
ハミングだから、
口は閉じて鼻から
声を出すんだよ!
駄目なんだね💦
なんだか難しいなぁ…
「ンンンン」に
なるんだけど…
これでいいの?
それでいいんだよ!
「うん」と「うん」の
間は音を切らないで、
流れるようにつなげて
言うのが大切なんだ!
わかってきたかも!
「うんうん….」と
速く言い続けよう!
1秒間に6回くらいの
速さで言ってみよう!
速さについては
大体でいいよ!
上がったり下がったり
声をゆらしてみよう!
ゆらせるのがコツだね
どうですか?
これでビブラートのイメージは、
つかめたと思います。
ハミングで練習する理由は、
「うんうんうん」で下顎(したあご)
を動かさないようにして、
変な癖が付かないようにすると
いう理由です。
今度は、ハミングではなく、
通常の発声で練習してみましょう。
音程は「うんうんうん」の時と同じで
発音だけ変えて「あ~あ~あ~」で
練習しましょう。
意識は下記の図のように、
「うんうんうん」の相槌と同じ感覚で
「あ~あ~あ~」に変えるだけです。
次に…
声を伸ばすと最後は「母音=ぼいん」で
終わるので、
「あ」「い」「う」「え」「お」で
声をゆらせる練習をしていきます。
ビブラートをそっくりに
なるまで練習すると
効果的だよ!
上記で、チキン先生が解説してますが、
自然な感じで、なめらかに声を
ゆらせるようになるまで
何回も繰り返し練習しましょう。
ビブラートだけでなく、
歌のテクニックは、どんなものでも、
習得するまでに時間がかかります。
プロと呼ばれる人達が歌が上手いのは、
誰よりも練習をしているからです。
めっちゃ練習してるで~!
諦めずに練習すれば、必ず習得できるので
是非、頑張って身に付けて下さいね。
どうしてもビブラートが
上手く行かない人は、
ビブラートだけ習得するために
少ボイトレ教室を利用すると
いいですよ。
初回、無料体験レッスンあります!
▼ ▼ ▼
【最新版】
ボイトレ教室おすすめランキング
トップ10!
初心者向けにレッスンが
充実したスクールを紹介!
パトカーのサイレン音をまねる練習
『「うんうん」と相槌(あいづち)をうつ』
で声のゆれを上手くできなかった人に
もう1つの練習法を紹介します。
パトカーのサイレン音をまねて
声のゆれるきっかけを体感してみましょう。
パトカーみると
落ち着かないんだよ!
パトカーのサイレン音は
「うーうーうー」ですね。
じゃないよ!
それは救急車!(笑)
はじめようか!
上の画のように最初は
- 「うー」を
ゆっくり音を上げていく - 「うー」を
ゆっくり音を下げていく
大きな波を描くようにゆっくりと
キーを上げてゆっくりと
下げて行きます。
ゆれを速くしていこう!
基本リズムの速さまで
速くしていくんじゃ!
上記の章で紹介した、
- 「うんうん」とあいづちをうつ
- パトカーのサイレン音をまねる
どちらの練習方法も構いません。
自分に合った方法で諦めずにコツコツ
練習し続けると美しいビブラートは
必ず習得出来ます。
歌をしっかり聞いて実際に真似てみる!
ミュージシャンは、プロ、アマ問わず、
上手い人のテクニックをまねて
自分のスキルとして取り込んでいくのが
当たり前の世界です。
あなたのビブラート習得も、
あなたが好きなアーティストのビブラートを
まねて身に付けていきましょう。
してしまうことが大切!
慣れると意識しなくても
かけられるんだ!
上記の章で、ある程度、声のゆれを体感
できれば、後は練習をやり込むだけです。
最初はできるだけ、1秒間に約6回の
リズムでゆらいでるビブラートの歌を
選んで下さいね。
「横隔膜を使ったビブラートの種類」
の中に書かれている、
基本リズムのビブラートを
使っているアーティストは…
- 久保田利伸さん、
- 吉田美和(ドリカム)さん、
- MISIAさん
- 浜田麻里さん
が代表的です。
できれば、このアーティストの
ビブラートの歌を課題曲として
選びましょう。
アーティストの歌を完コピして
美しいビブラートを
マスターしよう!
母音でビブラートの出しやすさは変わる!
ビブラートは、フレーズの終わりに声を
伸ばして揺らせるので、最後は必ず
母音(ぼいん)になります。
フレーズの終わりが「さ」の言葉で
終わるのであれば、「さー」の声を
伸ばし続けると最後は「あー」に
なっているでしょう?
また、フレーズの最期の歌詞が
「す」の言葉で終われば、「すー」を
伸ばすして行くと、「うー」になります。
このように、フレーズの終わりが、
どの言葉で終わっても声を伸ばして行くと
必ず「あ」「い」「う」「え」「お」の
母音のどれかで終わっているはずです。
この母音の種類によって、
ビブラートがやりやすい、やりにくい 、
また、声が響かせやすい、
響かせにくいがあるのです。
「あ」
「お」
「あ」「お」は、発音の時、
母音の中では最も口の中が大きく開き
ビブラートがかけやすく
声が響きやすいです。
「う」
「え」
「う」「え」は、
「あ」「お」に比べて
少し口の中の空間が狭くなるので、
ほんの少しビブラートが
やりづらいです。
「い」
「い」は、口の中がかなり
狭くなるので、ビブラートの最中、
高音だと裏声にひっくり返りやすく
母音の中では一番、ビブラートが
かけづらいです。
このように、フレーズの終わりの
母音によってもビブラートがやりやすい、
やりにくいがあります。
高音でビブラートがかけにくい
とき「え」の口の形で「い」の
発音でビブラートを
かけやすくしていたよ!
得意なビブラート、そうでないビブラート
練習で克服し、フレーズの終わりが
どの母音で終っても、同じビブラートが
できるように練習しましょう。
横隔膜のビブラートはゆれる速さで3種類に分けられる
横隔膜を使った基本のビブラートの種類は、
大まかに分けて3つです。
それは、ビブラートのゆらぐ
リズムの速さで分けられます。
腹筋 ぢぎれるぅ~(泣)
種類と性質、その効果と
アーティストについて
解説していこうか!
上記でも解説済みですが、
基本のゆれの速さのビブラートは、
1秒間に約6回くらいのリズムです。
基本のビブラートを使っている
アーティストは…
- 久保田利伸さん、
- 吉田美和(ドリカム)さん、
- MISIAさん、
- 浜田麻里さん、
でしたね。
このビブラートはいろんなジャンルや
リズムにも問題なく使えます。
定番のビブラートです。
では、ここで@ウタヲの
基本のビブラートのサンプルを
聴いて頂きましょう。
久保田利伸
次に、基本のゆれの速さの
ビブラートよりもリズムがゆっくりで
「ゆれ幅」が大きいビブラート。
これはバラード、スローなリズムで、
しっとりとした曲に合う
ビブラートです。
代表的なのが、
- 氷川きよしさん、
- 坂本冬美さん、
このほか演歌歌手に多いです。
リズムがゆっくりな歌に、
ビブラートのゆれが早いと、
落ち着きがなく歌の雰囲気に
合いません。
スローでしっとりとした歌には、
ゆっくりとした揺れのビブラートが
歌の印象をさらに引き立たせます。
これも@ウタヲが唄った歌ですが、
スローな曲に大きなゆれの
ビブラートの例として聞いて下さい。
松山千春
基本のビブラートよりも、ゆれが速く
「ゆれ幅」が細かいビブラート。
効果としては、細かく震える声で、
切なさ、悲しさ、寂しさを
表現するのに使います。
ここで注意して頂きたいのが、
横隔膜を使った基本のビブラートで
1秒間に6回のリズムより速いゆれの
ビブラートがかけられない場合は、
ゆれの速さを意識するあまり、
喉でかけるビブラートになって
しまいがちになるので、
今の段階では無理にやる必要は
ないです。
詳しくは下記の章、
「喉でかけるビブラート」で
解説します。
これは、あくまで代表的な例です。
これが合うっていう
決まりはないんだよ!
深い感情を表現するビブラート
深い感情を表現をするケースとして、
スローなリズムの歌に、
細かく速いビブラートを入れると、
すすり泣く感じや震える声で寂しさを
表現できることがあります。
このように、より悲しい表現に
マッチするケースもありますし、
逆に、速いリズムの歌に、ゆっくりと
大きくゆれるビブラートで力強さと
伸びやかさを表現することもあります。
これはリズムだけでなく、歌詞の内容や
メロディーラインのイメージが
大きく影響されます。
ん? 歌詞の内容…?
メロディーラインを聞いて歌詞を
よく読む習慣を付けると感情の動きや、
歌全体のイメージが分かるようになります。
色んなアーティストの歌を聞き込むと
どんなビブラートがどの感情表現に
合うのかが、わかってきます。
あなたが、これから唄おうとする歌では
その原曲を唄っているアーティストの歌を
しっかりと聞いて参考にしましょう。
歌をしっかり聞く
これ、だいじ!
横隔膜を使った基本のビブラートの速さは、
1秒間に約6回のゆれる速さのリズムを
基本のビブラートとして考えます。
基本的な横隔膜を使うビブラートの種類は、
1秒間に6回揺れる速さの基本の
ビブラートよりも、ゆっくりとした
リズムで大きくゆれるビブラート、
そして、基本のビブラートよりも
速くて細かくゆれるビブラートの
3種類に分けられます。
あなたが最初に練習するビブラートは
1秒間に6回ゆれる基本リズムのビブラート
からはじめましょう。
横隔膜ビブラート以外のビブラート
上記の章で
「基本となるビブラートの習得方法」の
解説でも書きましたが、ビブラートには
3種類あります。
これから解説するビブラートは、
今後あなたの歌唱力をさらに
伸ばすためのものですが、
今すぐに習得する必要はありません。
あくまで腹式呼吸で横隔膜を使った
基本のビブラート習得が最優先です。
これから紹介するビブラートを先に
練習すると変な癖が付いてしまいます。
横隔膜ビブラートが
習得できていない段階では、
「理解する程度」
でとどめておいて下さい。
横隔膜を使ったビブラートをマスターして
余裕があるなら進めても大丈夫です。
ビブラートと効果について
解説していくぞ!
下顎(したあご)を上下にゆらせるビブラート
下顎(したあご)を上下に動かして
ビブラートをかける方法ですが、
このビブラートは下記の画像のように
声の強弱で変化するビブラートです。
「おぅおぅおぅ」
「お」という発音のロングトーンを
出している時に口の形を
「おぅおぅおぅ」
と下顎(したあご)を上下させ、
口だけで声をゆらせるビブラートです。
「あ」の発音で
「あぅあぅあぅ」
でも構いません。
下顎(したあご)を上下させ声が揺れれば
良いのです。
下顎(したあご)を上下させ口で声を
震わせるビブラートは演歌歌手の方が
よく使われています。
ビブラートをかける練習法を
解説するぞ!
- まず、顎(あご)の力を抜いて
リラックスします。 - 「お」の口をしてロングトーンで
声を出し続けて下さい。
(最初、「お」がやりやすいです) - 「おー」と声を伸ばしている時に
「う」を入れてみて下さい。
「おーぅおーぅおーぅ」と
下顎(したあご)が上下しながら
声がゆれているように聞こえるでしょう?
これが下顎(したあご)でかける
ビブラートの原型です。
下顎を上下させる
ビブラート!
代表的なアーティストは…
- 五木ひろしさん
- 石川さゆりさん
ですが、その他の演歌歌手の動画を見ても
下顎(したあご)を動かすビブラートを
使われています。
このビブラートの使うタイミングは
特に決まりはありません。
@ウタヲ場合…
- 歌のテンポが速くて、フレーズと
フレーズの短い間に2~3回、
速くゆれるビブラートを
入れたい時。 - こぶしを入れた直後に細かい
ビブラートを入れたい時。
こういう時に使います。
下記の章、
「歌に合せてビブラートを
変化させる!」で
1つの曲で色んなビブラートを
使ったサンプルを唄っています。
ビブラートが上手く
できますように…
なめらかにビブラートができれば、
「あ」「い」「う」「え」でも
練習していきましょう。
横隔膜を使ったベースのビブラートで
テンポが追い付かない時に、
どうしてもビブラートを入れたい時、
下顎(したあご)を上下に動かして
ビブラートをかけたりします。
喉でかけるビブラート
喉でかけるビブラートは、
下記の画像のように音程の変化で
ゆれをつくるタイプです。
ベースとなる横隔膜でかけるビブラートの
基本リズムのゆれは、1秒間に6回揺れる
リズムがスタンダートでしたね。
それより速いリズムで小刻みに震える
ビブラートを横隔膜を使って出すと、
リズムに乗り遅れたり、腹筋以外にも
力が入り過ぎることがあります。
そんな時は、速いリズムにも対応できる
喉でかけるビブラートで代用します。
色んなテクニックを多く
盛り込むの忙しいんだよ…(汗)
下顎(したあご)でかけるビブラートも
同じでしたね。
状況によって使い分けましょう。
喉を使ったビブラートは、練習次第では
震えるように細かくかける事もできます。
「ちりめん」や
「ちりめんビブラート」と
呼ばれているよ!
それは、ちりめんじゃこ!
効果は、切なさ、悲しさ、寂しさを
表現する時に使うとマッチします。
代表的なアーティストは…
宇多田ヒカルさん
です。
ビブラートの出し方を
解説するぞ!
- 「あー」の発音でロングトーンで
声を出します。 - その時、喉で音の高さを
ゆっくりと上げたり下げたり
する。 - キーを上げたり下げたりする
スピードを速くしてみましょう。
「うんうん」と相槌
(あいづち)をうったり、
パトカーのサイレン音を
まねる練習は、音程が変化
するタイプなので、喉で
かけるビブラートの
練習なんだよ!
音の高さや音程は気にせず
音の上げ下げを意識して下さい。
声がゆれているでしょう?
声を出しながら鏡で自分の喉を見て下さい。
喉仏が上下に小刻みに動いているのが
見えると思います。
これが喉でかけるビブラートの原型です。
これをさらに速くすると
宇多田ヒカルさんのような
細かいビブラートになります。
喉でかけるビブラートの練習は癖に
なりやすいので、必ず腹式呼吸で
横隔膜を使ったビブラートを習得
してから練習しましょう。
歌に合せてビブラートを変化させる!
これまでで色んなビブラートを
紹介しました。
- 腹式呼吸で横隔膜を使った
ビブラート - 喉を使ったビブラート
- 下顎(したあご)を上下させる
ビブラート
でしたね。
この3つの方法でビブラートのかけ方を
習得すると、テクニックの応用として、
高い表現力を身に付ける事ができます。
ビブラートの波の速さ、深さを
変化させられるようになっているので
次に紹介するハイレベルなビブラートも
かけられるようになります。
- 歌のテンポに合わせてビブラート
の波を合わせられるようになる。 - 歌詞で表現される感情に合わせて
ビブラートの種類を変化させる。 - 1曲に色んな波の速さ、深さの
ビブラートをおり混ぜ、
表現力ゆたかに歌い上げる。
例えば、「楽しさ」であれば、
曲のテンポに合わせた波の速さの
ビブラートを使って軽快さを出したり、
「悲しさ」を表現するのでも、
少し悲しい気分、凄く悲しい、すすり泣く
など、色んな「悲しさ」があります。
これらを1種類のビブラートだけで表現
しようとすると無理があります。
こういう時に、できるだけ
テクニックを多く習得していると
感情の表現に苦労しなくなるのです。
そういう意味では、
色んなビブラートを習得するというのも、
歌を上手く唄うには必要になってきます。
ここで、実際に歌詞を見ながら
歌を聞いて頂きますが、
歌詞にそれぞれのビブラートを
色分けして表しています。
- 横隔膜を使ったビブラートは
赤の~ライン - 喉を使ったビブラートは
ピンクの~ライン - 下顎を使ったビブラートは
青の~ライン
歌のリンクは、歌詞の下に置いています。
「黒衣の天女」
陰陽座(おんみょうざ)
歌詞の表記は、1コーラスだけです。
ただる かいどに独り~
落つるなみだ~
かれて 何時の間にか~
かえらぬ そらを仰ぎ~
たぐる想い~ 只の慰み~
こふ~人のむらが~
同じかたちに見える~
安らぎを~おわいの~
望む末路は~鬼の国~
今~此の身を~砕いて~
わななきも~痛みも~
さえぎる~むみょうで~抱いて~
ビブラートを気にしない人は、
ゆれの速さや深さは、ほぼ1~2種類です。
そういう人がほとんどだと思います。
しかし、表現力を追究していくと
ビブラートにも多くのバリエーションが
必要だと感じるはずです。
その時に、この記事の存在を
思い出して頂ければ幸いです。
一見、難しそうに思えますが、
何回も繰り返し練習すれば、
誰にでも習得できるテクニックです。
上記の章で紹介した、
「パトカーのサイレン音をまねる練習」で
ビブラートの波を速くしたり遅くしたり、
浅くしたり、深くしたりの練習を
繰り返すと必ず習得できます。
今回は、ビブラートの基本編なので
この辺にしておきます。
ビブラートの応用編は下記で!
さらに高度なビブラートを
身に付けたい人は、
下記で紹介する記事を
読んで下さい。
▼ ▼ ▼
ビブラートができない理由を考える
ビブラート出来ない…
理由はなんだ?
この記事を上から順番に読んで実践しても
ビブラートができない理由は…
- 喉の筋肉が弱い
- 横隔膜を意識できない
- 呼吸筋が弱い
上記3つが原因だよ!
では、下記で1番から順番に
解説していきます。
1、喉の筋肉が弱い
喉の筋肉が弱いと、緊張などで筋肉を
コントロールできずに力が入り過ぎることが
あります。
筋肉が弱いのね…
喉に力が入ると、喉の動きが極端に悪くなり
声を揺らせる さまたげになります。
また、気合いを入れて声を出そうとすると
喉に力が入り、声を揺らせにくいのです。
喉回りの筋肉のトレーニングと
力を抜きリラックスする方法を
詳しく解説した記事があるので
読んでみて下さい。
▼ ▼ ▼
歌を唄う時、リラックスできる
状態をつくるために、
普段から喉の筋力をアップをしておくと、
いざ、ビブラートをかけるとき、
力まないでスムーズな揺れを
作り出せます。
2、横隔膜を意識できない
特に横隔膜でかけるビブラートの場合、
横隔膜の動きを意識できなければ、
腹式呼吸はおろか、横隔膜でかける
ビブラートもかけることができません。
横隔膜の意識する方法については
上記で解説済みです。
再度、上記の
「犬の呼吸をまねて
横隔膜の動きを意識しよう!」
に戻ってしっかり読み返し、
実践しましょう。
もう一度、ぼくと
ドギーブレスで頑張ろう!
横隔膜を意識する腹式呼吸は、
今後、レベルの高い歌を唄う上で
重要なスキルになるので、
この場面で確実にマスターしておきましょう。
3、呼吸筋が弱い
吸う力と吐く力が弱いの…
呼吸する筋肉が弱いということです。
つまり、
息を吸ったり吐いたりするときに
使う筋肉が弱いのです。
揺らせる元となる声の
強弱を作れないんじゃな!
呼吸筋を鍛えるトレーニングに
ついて詳しく解説している
記事があるので、こちらを
読んで実践して下さい。
▼ ▼ ▼
上記の
- 「喉の筋肉」
- 「横隔膜を意識」
- 「呼吸筋」
この3つを改善しても
ビブラートが習得できない人は…
ビブラートを確実に身に付けるなら
プロの講師がマンツーマンで指導。
ボイトレ教室が断然いいですよ!
今なら無料体験レッスンあります!
▼ ▼ ▼
【厳選】後悔しないボイトレ教室
の選び方10ヶ条!
ビブラートの練習曲
練習の選曲は大切!
実際にビブラートの練習曲を選曲するに
当たって注意する点を解説します。
最初は、ゆれ幅の少ない曲を選ぶ
そんなにビブラートをコントロール
できない最初の時期は、
ゆれ幅の少ない曲を選んで
練習する方が良いです。
女性アーティストでは…
- 安室奈美恵さん
男性アーティストは…
繰り返し練習し続けることが大切です。
揺れ幅の少ないビブラートに慣れてくると…
練習していると次第に
意識しなくても自然にビブラートを
かけられるようになります。
ここまで来ると、
あとはテクニックの追究になりますが、
深い揺れを作り出せるように
演歌を練習曲にすると良いです。
好き、嫌いで判断するのではなく、
テクニックの追究のために演歌を
練習するという考え方です。
演歌を聞いてみると、
ほとんどの曲が深いビブラートで
表現されています。
あなたのキーの高さに合う歌手を選んで
練習すると良いでしょう。
この記事の基本編をマスターしたら応用編の記事にGO!
上記で紹介した3つのビブラート…
この3種類のビブラートを
習得できれば、次はプロが使う高度な
ビブラートテクニックを習得して
周りの人達に表現力でダントツに
差をつけましょう。
3種類のビブラートを習得していれば
そんなに難しいものでもありません。
ここで基本を習得したら
次は、いよいよ応用編!
これを習得すれば、
プロ顔負けの高度な
ビブラートテクニックで
聞き手を魅了できます!
▼ ▼ ▼
テクニックを完全に
網羅できるぞ!
歌が超うまくなる腹式呼吸のまとめ
今回のビブラートの内容は、
記事を読んで実践してみると、
思った以上に、簡単だと思うはずです。
では、今回もおさらいの時間です。
- ビブラートとは一定のリズムで
声を波のように震えさせる、
テクニックです。 - ビブラートの効果は、聞き手に
印象を残します。 - ビブラートを体感するには、
声を出しながら握りこぶしで
横腹をリズミカルに押します。 - 腹式呼吸で横隔膜を使った
ビブラートを基本と考え
最初に習得します。 - 「うんうん」とあいづちを打ち
ビブラートのきっかけを
つかみます。 - 犬の呼吸をまねると横隔膜を
意識できます。 - あいづちを打ってビブラートが
出せないときサイレン音を
まねる練習をしてみよう! - ビブラートを習得するとき、
原曲を唄うアーティストの
歌を聞き込んで完全にコピー
するのがスキルを習得できる
良い方法である。 - ビブラートの出しやすさは、
「あ」「お」が出しやすく、
次に「う」「え」
一番出しにくいのは「い」で
母音によって出しやすさが
変わります。 - 横隔膜を使った基本ビブラート
の種類は1秒間に6回ゆれる
リズムが基本。
それよりゆっくりしたゆれと、
速いゆれの3種類である。 - 基本ビブラート以外に、
喉でかけるビブラートや、
下顎を動かして声をゆらせる
ビブラートがある。 - 歌のイメージに合わせて、
ビブラートの波の速さ、
深さを使い分け高い
表現力を身に付けよう。
ビブラートを身に付ければ、
表現力が広がり、あなたの歌が
魅力のある素敵な歌に生まれ変わります。
あなたの歌を聞いている人たちも、
歌の魅力に引き込まれて心が揺さぶられ、
感動することでしょう。